自動車学校で免許をとろう!
と思い立ち、ふと広告をみると、こちらの文章、かなりの頻度で目にしませんか?
合宿免許 最短13日 リゾート気分で楽しく教習!
これじゃあ13日間 合宿先で楽しく過ごしたら免許になると、勘違いしてしまいますね。
13日間のスケジュール、どんな毎日を過ごすのでしょうか。
その実態は とてもとても、ハードな毎日なのです。
13日間自動車学校に通ったら、自動的に免許になる!と、漠然とした考えで、入校され、そして 1日2日通っているうちに皆、考えが変わってくるのです。
君はまだ短期コースのハードさを知らない。
ヤバい…。
甘かった、卒業できる気。しない…。
13日で!? 無理無理、それどころ車に乗れる気さえ、しない(泣)
入校して3日なのにもう模擬テストせかされたり、教習ガンガン入れられたし、教官笑わないし、自動車学校ってもっと楽しい所じゃなかったの?。
教習3日目の生徒さんの表情、最高に硬いです、
13日間通っただけで車に乗れるようになるなんて、想像してみようよ!
無理じゃん。^^;
ですよね、でもですね、これも 以外と やり切ったら車に乗れるようになってるんですよ。
このブログは、自動車学校入校前の方の 読んでいただいた方が 少しでも入校されてからの心の負担が軽くなるように、自動車学校での13日間、なにをやるか、ざっくり解説していきたいと思います。
入校前に予習的に知ってた方が、なにかと有利なんですよ、
どうせ同じ13日を過ごすなら、少しでも楽しい方がよいではありませんか、ねえ。
合宿用 短期コース13日間の一般的なスケジュール表
結構みっちり入っておりますが よく見たら仮免許までは
技能教習(運転)一日2時間まで。
仮免許後は、技能教習は一日3時間までです。
しかも路上教習の3時間は 連続はだめで中1時間は空けなくてはいけないのです。
腕に覚え有り!と言う方でも残念ながら朝から晩までは 技能教習はうけられない事になっているんですよ。
- 入校1日目 適正検査 早速発進停止!初日です。頑張ろう!
- 初日教習項目①~④発進停止からカーブの速度調節まで
- 2日目 S字、クランク、坂道。後半は交差点の練習も。
- 3日目まだ3日目なのにバックの練習です!
- 4日目 コースの練習です。まずはAコース!
- 5日目 どんどん行きます。次Aコースの復習、Bコース
- 6日目 cコース そしていよいよ見極めに!
- 7日目いよいよ仮免許!緊張感Max!
- 8日目 ひたすら路上教習 狭い道も行ってみたり。
- 9日目 項目8、道路及び交通の状況に合わせた運転。とても重要です。
- 10日目 バック 急ブレーキ
- 11日目 自主経路設定(自分で道決め手走ります)
- そして12日目 自主経路、高速教習
- 教習所サイドの思い。
入校1日目 適正検査 早速発進停止!初日です。頑張ろう!
初日からいきなり乗ります。
でも 入校時間からすぐに乗るわけではなくて 適正検査、学科①項目を受講されてスタートです。
その、適正検査の内容は
自働車学校によって少し違います。
ここではざっくり
視力検査
→両眼合わせて0.7以上
色覚検査
→いわゆる信号機の色が分かるかどうか
ちなみに カラコン不可と言う自働車学校が多いです。
適正検査
視力検査、あと、意識障害が過去にあった場合は、免許センターの指導を受ける場合があります。
せっかく自動車学校を卒業されても、肝心の免許センターで 視力が通らなかったら全部が水の泡、と言う事になりますので、それを避けるため、公的機関の指示を受けた方が確実なのです。
適正検査が自動車学校によって違うというのは K2テストや ODテスト、と言う名前の検査の事です。
どちらかを使っています。
どちらにせよ性格判断のようなもので、こちらを受けて、例えば動作がやや、ゆっくりめ と出たとしても 適正検査に不合格になる、と言うものではありません。
このK2 ODは、あくまで、教える指導員側が、教習の、指導の目安にするための検査ですので、落ちると言う心配はありません。
初日教習項目①~④発進停止からカーブの速度調節まで
①安全を意識した乗り降りや正しい運転の姿勢が取れる。
②運転装置の機能や自動車の走行の原理を理解するとともに各装置の正しい取り扱いができる。
③正しい操作手順で発信と停止ができる。
④速度の上げ下げや速度を保つことができる。
初めて運転する方には、初日でいきなり、ブレーキを踏んだり、カーブを曲がったりすると言うことは、想像できないのではないでしょうか?
自動車学校によってはトレーチャー(模擬運転装置)でハンドルの持ち方を勉強します。
ここだけで、若干旅行気分が吹き飛んでいきますね笑。
技能終了後、その後学科が3時間あるのです。入校手続きから約8時間後、20時頃に怒涛の初日が終了したします。いやいやお疲れ様でした。お食事なしなら、この後に自力でご飯は用意するんでしょうかね、インスタントラーメンか、コンビニに直行すること間違いなし!
※ 最近はオンラインで科をを受けられる自動車学校も増えてきました。
いつ視聴しても大丈夫ですよ。
しかしながら、教習所サイドの思いとしては、オフライン(って言うのかな(笑))のほうが理解が深まると思うんですけどね。
コロナウィルス蔓延防止対策のため、学科がオンラインに変更となった自動車学校も増えてきました。ですので、終了時間はもう少し早いかもしれません、でも50分の学科をどこかの時間帯には見なくてはいけませんからね。使う時間は同じと言うことで。
2日目 S字、クランク、坂道。後半は交差点の練習も。
⑤直線路や緩いカーブに合わせた走行位置や進路取れる。
⑥タイミングの良い発信と力強い加速ができる。
⑦予定した位置に車を停止させることができる。
⑧回り具合に応じて走行位置を決め、速度を選ぶことができる。
ハンドルを握って2日目だと言うのに、すでに小さなS字、クランク、坂道発進。書いてと思うのですが、これってかなり無謀ですよね。S字とは、いわゆる脱輪しやすい狭いカーブです。あの脱輪の衝撃は、ダン!と言うか、ドシン!っと言うか、とにかく凄い衝撃なのです。自動車学校で、脱輪するだけでも衝撃があるのに、現実、道路で脱輪してしまったら、衝撃どころではありません。人生において、上から何番目かの、ショックな出来事ななるのは間違いないので、脱輪は自動車学校だけにしておきましょう!
なんだかネガティブな方に話が行ってしまいました。
そして後半、2日目と言うのに、なんと交差点での右折。前から車が来ているのに、思い切って右に回るあれですね。
そして、これまた、こちらが終わったら学科3時間。「そろそろ模擬テストを受けてくださいね。90点で合格ですよ、」と受付のお姉さんにさらっと言われて、徐々にメンタル的に追い詰められて行きます。
でもこの頃までは、割と元気です。
3日目まだ3日目なのにバックの練習です!
⑨勾配に応じて速度とレンジを選ぶことができ、坂の途中で停止し、応対することなく発信することができる。
⑩適切な道路と速度を選んで後退ができる。
⑪狭い道路において車両感覚をつかみ適切な進路と速度を選んで進行できる。
坂道発進!と言うのは聞いたことありますでしょうか。坂道が止まって後退しないようにサイドブレーキを使う。ハンドル握ってまだ3日目なのに、練習コース(合図のタイミングや、進路変更を習います。)交差点での右左折、その時の確認…。入校3日目の身としては、とても気ぜわしいです!
そして学科3時間、その後、合格ライン90点の模擬テストを受けて見ましょう、大体、パソコンやタブレットで予習ができますが、仮免許試験本番は紙ベースなので、多少紙での試験をやってたほうがいいですね。
何が何だかもう無我夢中でがんばってます。夜はもうぐったりです。
4日目 コースの練習です。まずはAコース!
⑫ 道路及び交通の状況に合った通行位置を選ぶことができ、タイミングよく進路を変えることができる。
⑬障害物の状況を早期に読み取り、安全な進路と速度が選べる。
⑭必要な標識、表示を素早く読み取り、それに従った走行ができる。
⑮信号を素早く読み取り、適切な判断により信号に従った走行ができる。
Aコース Bコース Cコース
その自動車学校の面積にもよってだいぶ違うのですが、自働車学校の場内で構えているコースがあるのです。大体この3コースです。こちらをほぼ完璧に覚えなければなりません。
前半は、Aコースをやるのですが、指導員が先に乗ってお手本を見せるので、生徒はあまり乗れません、後半をみっちりやります。
5日目 どんどん行きます。次Aコースの復習、Bコース
⑯から⑱は、交差点とその付近の交通に対する気配りができ、安全な速度と方法で進行できる。
こう見ていると、まだ5日目なのに、すでに(場内とは言え)スムーズな運転をしなくてはならない言う教習のカリキュラムなのです。なかなか現実には、そうはいかないのですが…
この頃には、学科も終わり、模擬テストも、90点以上を取っていないといけないのですが、頭もヘトヘト。
苦戦する方も続出しております。
自動車学校入校したら以外と忙しいですね。
6日目 cコース そしていよいよ見極めに!
⑲ 見通しの悪い交差点の危険性を読み取り、安全な速度と方法で通行できる。
⑳一時停止と安全確認を確実に行い、速やかに通過することができる。
㉑急加速でき、急発進した時直ちに停止できる。
㉒ 見極め
ほんの1週間前までは、ほとんどの子がハンドルも握ったことがなかったのに、6日目見極めに入るという…。
6日目前半、cコースをやった後、踏み切りに入ります。
それが終わると、いよいよ見極め、見極めとは、今までやってきた3つのコースを回り、検定を受けることが出来る力があるかどうかを見極めます。
よく、見極めを落ちる人がいるのかと言う質問を受けますが、見極めが落ちると言うことは、めったにありません。何故かと言うと、見極めが落ちるなら、その前の段階で、その教習での項目を落としているからです。
ですので、見極めは、落ちるかどうかと言う事ではなく、検定受かる実力があるから、見極めになっていると言う考え方の方が合ってます。
そして次の日には いよいよ仮免許の検定に臨み(挑み?)ます!
この辺りでストレスMax、自分だけ落ちたらどうしよう、眠れない、帰りたい…。etc.
みんな通る道!
これ乗り越えたら楽になりますから、頑張って!
7日目いよいよ仮免許!緊張感Max!
そして、検定当日。
願わくば、晴れてほしいですね。気分的に。
自動車学校によって順番が若干異なるかもしれませんが、朝にならないと、出題コースは分かりません。ぶっつけ本番で、ABCどれかのコースを乗ることになります。合格は、70点以上。
70点で合格です!
合格者のみ、学科、こちらの合格は90点。この2つが揃って初めて、
仮免許証取得!
と言う運びとなります。
本当に嬉しいですね。でも、脱力するのもつかの間、仮免許になった日に、いきなり路上に行きます❗️ ひーっ!(笑)
①路上運転にあたっての注意と路上運転前の準備
②交通の流れに合わせた走行
③適切な走行位置
④進路変更
仮免許取得の当日になるまで、実感がなくて、もう この日は勢いで、仮運転免許証をもって、そして自分のハンドルで外へ出て行く!
乗り切ってください!
そして気がつくのです。
あれ?路上のほうは意外と楽なのでは…。
そうなのです!確かに、場内教習のようにカーブはすぐに来ないし、確認それほどの頻度でもないし、ミッションなら、場内ないほどのギアチェンジもないし、スピードに慣れさえすれば、路上教習の方が楽しいかもしれません。そのスピードにも、不思議と路上教習初日の2時間の後、体感的には直ぐに慣れて、以外と、楽しかったって言う意見も多いのですよ。
8日目 ひたすら路上教習 狭い道も行ってみたり。
⑤信号、標識、表示等に従った運転
⑥交差点の通行
⑦歩行者等の保護
8日目も、ひたすら路上教習です。8日目…
路上2日目ですね。少し難しいところに差し掛かります。特に⑦の歩行者等の保護は実際車の運転をするときにはとても重要で、歩行者、自転車の動きを的確に読み取り、安全に通行されるための気配りができる。運転するにおいて、とても気をつけなくてはいけないことですね。
9日目 項目8、道路及び交通の状況に合わせた運転。とても重要です。
⑧道路及び交通の状況に合わせた運転。
⑨駐.停車。
現実、車に乗るときは、こちらの教習がとても生きてきます。道って、同じ道を通っても、2回として同じ状況はなく、路駐していたり、めちゃくちゃ混んでいたり、また空きすぎて他の車もスピードが若干出ていたり…
少し頑固に交通ルールを守ることはとても大事です。それを守りながら、周りと同じように走るコツを習います。例えば、法定速度を守りすべて、渋滞になりそうなら、路肩に寄せたり、周りの状況を見ながらの運転はとても重要です。
10日目 バック 急ブレーキ
⑩方向変換、縦列駐車
⑪ 急ブレーキ
⑫自主経路設定のシミュレーション
女性は、方向変換(バック)苦手な方も多いのではないでしょうか?少なくても、私はそうでした。慣れるまで大変でした。教習中ポールを目安にハンドルの切り方を習いますが、ハンドルのどちらに来たら車はどう後退するのか、と言う理屈が、全くわかりませんでした。余談でした。それでも免許取得後の今は、経験を積み、とりあえず何とかなってます。
11日目 自主経路設定(自分で道決め手走ります)
13ここからは、ひたすら自分で走る道を設定した教習を行います。
この辺りまでに、模擬テストも100問、2択 90点合格をクリアしてないといけません
自主経路設定あたりになると、ゴール見え、心に余裕ができ、教習が楽しくなってきます。人によっては、ドライブみたいになったりして。
学科に触れてきませんでしたが、路上教習に入ってからの2段階の学科もあります。
2段階の学科の項目は合計26教程で、応急救護も組み込まれています。
そして12日目 自主経路、高速教習
⑭高速教習
⑮特別項目
⑯見極め
12日目は自主経路と高速教習です。
⑮ 特別項目
こちらはなんでしょう?
こちらは地域によって内容が違います。
地域の特性に沿った教習を行います。
山が多い地域なら、山道
豪雪地帯なら、夏の教習の時でも雪を想定して滑りやすいような装置を用いての教習も行います。大事ですよね。
13日目 見極め、卒業検定です!
笑いあり、涙ありの教習もこれでおしまい。
(みんな、合格で、あって欲しい)
長かった怒涛の13日もこれにて終了。
早い人では、夜行のバスで帰れますね。
他県の方と仲良くなったり、指導員とも気安く話せるようになったりしてと、さまざまな人間模様を構築した思い出を胸に、帰路についたところで
心折れそうだったけど 乗り越えられて良かったです!
教習所サイドの思い。
嬉しいのはやっぱり、免許センターです免許取れました、と言う報告ですね。
右よし
左よし
後方良し!忘れないでね、ミラーの確認も!
この記事を書いた者。
高知県公安委員会指定
株式会社 新土佐自動車学校
三藤 由子
合宿免許 募集中です。
☆交通費補助
遠方の方も大歓迎。
お問い合わせは
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