自動車教習所 心が折れそうな方へ。そして、すでに折れてしまった方へ。
教習も、仮免許までが とてもしんどいのです…。
何やるのかも分からないし 当たり前とは言え、至近距離に指導員がいて やいのやいのと言ってくるし…。
でも‼
大丈夫!第2段階の、セット教習まで来ると、ゴールが見えてきます。
本当は、
ゴールの後が大事なんですよ…。
免許取った後ですね。
でもそれは ずっと後で思うこと。
でも、いまは それどころじゃない、むしろゴールなんて まったく見えない、本人にとっては免許になる日が来ると思えない、教習中の心折れる さまざまな出来事の渦中にいるのですから。
心が折れそうな場面は、いくつかありますよね。人によっては入校から早速1時間目から、青くなってる方もよくお見かけします。
ああ、私一人 免許にならないかも…(;;)
わかります。
でも大丈夫です
クラスのあの子も、お爺さんも お婆さんも、みんな免許になってるではありませんか…。
自動車学校のカリキュラム心折れそうな場面、ザザっと分けたらこんな感じです。
攻略方法ともども、まとめてみました。
効果測定
模擬テストの事です。
仮免許前に50問で90点以上。
卒業検定前までに 同じくこんどは100問で90点以上。
まず、自動車学校のシステムそのものが、理解できていない。その上に、次は学科、次は技能と、訳も分からずに、心の準備も出来てないのに 次々勧められて、
みんな、授業内容は 理解はできているんですよ。でも、いざテストで○×を選ぶとなったら、意外と、模擬テストってカチっと覚えてないと、迷って間違うのです。あやふやのままでは、以外と80点台をさまよったりします。
あやふやではダメです。カチッと覚えて 「よし!正解! マル〇!!」と自信をもって答えられるように くりかえし 巻き返し、テストなれをすることが大切です。
場内 特にミッション車の方
場内!ミッション車はとにかく忙しい。そもそも、右足と左足が(速度が)バラバラな上に、ギアチェンジ。そして、カーブのところで安全確認、そして振り返り…。ああ、S字、クランクだ、あー脱輪💦
ご家庭での車が、オートマが多くなった昨今。ミッション車を見たことがない方もいて、それは、とてもじゃないけど操作が難しく感じられると思います。
クラッチ、アクセル、ギアチェンジ。ギアの方は、割合 早いうちに慣れていきます。早く、クラッチをつなぐタイミングに慣れると良いのですが…。そう クラッチをつなぐコツを 早くつかめたらこっちのもんですよ。
仮免許→第一関門
仮免許が第一の難所なのは、
技能70点以上。
学科90点以上。
こちらのストレスではないでしょうか。コースも覚えなくてはいけないし、どのコースが出るか当日までわからないんですよね。学科のほうも、丸バツの怖さがあり、88点ならどうしよう…。ここで、ストレスはクライマックスになります。
これを乗り越えたら、本当に開放感が得られますよ。頑張って!
路上2の1
路上教習2-1
間違いなく、自分のハンドルで、外に行きます。紙でできていますが、
仮免許、あれって立派な免許証。仮免許証を持って、路上スタート。
こんなに書いてますが、私、真冬に路上教習受けましたが、汗びっしょりになりました。本当に怖かった。
あ、怖かった指導員も同じかも笑。
セット教習
このセット教習が、山場です。危険予測をしながら、3人、もしくは2人のグループ教習で、指導員が誘導をしながら、(道路って、その時その時で、様相が違い、さまざまな とっさの出来事に遭遇し、それに対応しなければなりません)
それを、3時間目に、ディスカッションをします。それが学科の11です。この頃になると、セット教習が終わったら、あと6時間よ。頑張って!と言うふうに声もかけられ、明るいゴールが見えてきます。この頃になると、場内の苦労を、少し忘れかけてきたりして。
ゴール! 卒業検定 合格‼
ゴールは、言うまでもなく卒業検定です!
今日もそうでしたが、完全に受かる気がしない、と、思い込んでる方がお一人。
朝からずっとハイテンションで、スクールバスの中で、ずっと あーでもないこーでもないと、落ち着きがなくなってしまって、一見はしゃいでいるように見えましたが、逆なんですね。おしゃべりして、心のバランスを取られてる風に、お見受けしました。
何がなんだか、わからない方もいらっしゃるかもしれません。
一連の教習の流れを説明させていただきました。
でも本当は、言うまでもなく、免許になってからが、大変なんですけどね。
何せ免許になってからは、当たり前ですが、補助ブレーキもありませんし、隣には指導員はもう乗らないのですから…。
ずらずら書きましたがあえて、自動車学校の教習で、一番心が折れそうなところは、どこでしょうか…。
場内教習の Aコースに入った頃が、1番しんどいのではないでしょうか。
心が折れそうになるのも、この辺ですね。模擬テストは受からなくてはいけないし、(90点以上)コースも覚えなくてはいけないし、ミッションなら、カーブがすぐ来るから 慌てるし…。
私が見受けるに、乗り越えるポイントは3つです。これをはやめに終わらせると、気分的に随分違います
1、模擬テスト。
2 コースを覚えるストレス。
3、仮免許当日。(修了検定って言うんです。このあたりが真ん中。)
技能も学科もありますのでね。
指導員側の思いとしましては、出来ていないことを繰り返し言うのは 繰り返し反復練習をする行為は、その行為自体、特に 確認することが第2の本能としてインプットされれていくから。
でも
最近では 右よし 左よし 後方よし。 これを声に出して言う自動車学校も少なくなってきたと聞きます。
場内教習で一番大切なことは、危険回避、それには確認、と言うのが一番大切なのです。
あと、厳しく言われる割には 教習項目はどんどん進んでいって、自分では出来てないのにもう仮免許の試験の話をされる。速く免許はほしいものの、気持ちが付いていかない。仮免許、受かったら 短期コースならその日に
なんと路上教習!
自分のハンドルで間違いなく外で 乗ります。
でもね!
こわごわ言った割には 初路上教習から 帰ってきたら 楽しかった!逆にスピード押さえて1なんて言われちゃった。なんていう子も少なくないんですよ。
まさに習うより慣れろ。
路上教習の中にも場内教習があって、バックと急ブレーキを練習します。
そしてセット教習。
セット教習とは
指導員が誘導しながら、セット教習と言うくらいですから 3人一組で 危険予測をしながらお互いの運転を見ながら そのときの出来事を後でディスカッションします。
結構面白いですよ。
タイトルにも書きましたが セット教習が終わればあと6時間で終了です。
このころには 仮免前の 暗い表情はどこへやら、あと少しで教習から解放される嬉しさからどんどんテンションも上がってきます。
模擬テスト100問にも気合が入り、急に点数が上がってくる方も少なくありません。
入校前 車に全く興味が無いのに お家の方に 無理やり勧められ、「いや 私乗らないし…。」なんて言ってたのに、セット教習の頃になると、ドライブの計画をたてたり、美味しいランチの店を検索したり、車も、中古がいいかなあ。新古車もいいかなあ。なんて考えてみたり、保険の事とか 車の話題も多くなってくるんですよ。 心折れそうな 仮免許前の記憶は完全に免許取得後の 行動範囲の広がりに 上書きされています。いやあ 良かった良かった。
セット教習 自主経路設定 高速教習 みきわめ。
言い方を気を付けなくてはいけませんが だいぶ車の運転自体に慣れてきて、まるでドライブのようになったりしてね。
もう直ぐ 指導員ともお別れ。
嫌だなあ。と 思ってたけど 少し寂しくなって来たりして。
セット教習が終わるとね、あと6時間で終了なんですよ。
あと2時間、自主経路。そして、高速教習(これも、2人で行くこともあって、ここでも2時間ですね。)
そして、見極め。基本的には2時間で行きます。ここでは、割と技能が得意な方でも、卒業検定の前日の見極めには、結構注意事項が多かったりします。人によっては、あの優しい先生が、こんなに注意をしてくるなんて、実は自分は運転ができてなかったのでは…。と言う、感じ方をする方もいて、相談を受けることも年に何回もあります。
見極めの時は、指導員はね、注意するんですよ。なぜって、自分でハンドルを握ると言う行為は、免許になったら、全責任は自分が持つという事で 免許になったら もう 隣でいろいろ注意する指導員もいないし、補助ブレーキもないのですから…。
いくら未成年の方でも、あ、18歳は成人になりましたが、今まで、若い方は、当たり前ですが、未成年なら保護者に守られておりますし、全責任が、ハンドルを握る自分にあると言う事は、かなりの責務になるのですから。大げさに言えば、人の命を預かっているのです…。
気を引き締めるべく、見極めに合格し、いよいよ卒業検定。本当に検定の前の日にはお腹が痛くなったり、落ち込んだり、逆にハイテンションになったり大変ですね。
卒業検定の合格の番号が呼ばれたときの嬉しさ!
それは、こちらにも伝わってきます。本当に嬉しいですよね。
そうですね、セット教習になるあたりから、ゴールが見えてきて、場内教習の、落ち込みはどこへやら、意外と、車に興味がなかった子でも、女子なら、かわいいラパンとか、MOCOとか今ならNボックスとか、急に車のカタログをもって来たり、話題も、車のことが多くなったりして、世界が広がってきたのが、こちらも嬉しく思います。
自動車学校を卒業する間際の方に、今度は教習のことじゃなくて、車そのものの事とか、買うときにはどこを気をつければ良いかとか中古がいいか?はたまた、新車がいいか?お父さんがミッション車なんだけど、私もミッション取ろうかなとか。本当に楽しそうで、そういう話をすると、自動車学校を続けてよかったなと。本当に思います。
入校の前は、たいていの人がハンドルを握ったことなくて、おっかなびっくり教習を始められますが、短期コースなら13日、長くかかる方でも数ヶ月で運転免許になります。そうしたら、なんと世界が広がること。なんと、責任が自分に降りかかってくること。自由に動ける反面、その責任も重くなってきます。入校される前と後とでは、ぐんと表情も大人びて、思わずこちらの胸も、熱くなったりすることがあるんです。
意外と多い質問は、車両保険のことで、実際は、自動車学校内部の人って保険自体に詳しくは無いのですが…。やっぱり、おうちの方と一緒の保険に入ることが多いですね。初心者のうちは高いんですよ。自己の実績が、できたら、どんどん安くなってくるんですけどね。でも、保険は入っておいた方が良いと思いますよ。それも、ちょっと頑張って、良い保険に入っててよかったなぁと思うことも、結構今まであります。
世界が広がると言うのは、素晴らしいことですが、やはり自分の物車の事には責任が持たなくてはいけません。車は、中古が良いか、新古車がいいか、新車がいいか…。その方の置かれた状況にもよりますので、一概にも言えませんし、今は時代も違うので、自身の用途に合わせて、カーリースとかもいいかもしれません。もちろん、よくよく調べて、今では、それこそネットで情報も出ていますし、お店の人によく聞いて、購入されたらいいと思います。
私の免許を取った時は、新車を買ってそれこそ何年も何年も乗って、乗り潰すと言う時代だったので、かなり頑張って新車を買いました。今はめったに見かけることがなくなりました、三菱ランサーエボリューションのミッション車。
カッコよかったですよ。